2025年4月16日
皆さん、こんにちは。
永井です。
皆さんは中小企業の戦い方ってご存じですか?
実はセオリーがあるんです。
しかも、非常にシンプルだったりします。
そして、これさえ知っていればどんな業種でも売上を増やしていくことができます。
今回はそのなかの一部ですが、徳川家康公の事例で見ていくことにします。
まず皆さんの事業をやられている市場はどこですか?
頭に浮かべてみてください。
浮かびましたか?
市場とは自社の戦場です。
どこで戦うかが非常に重要になります。
徳川家康は、戦場(市場)選択で大きな失敗をした経験があります。
それは、三方ヶ原の戦いという戦いです。
三方ヶ原の戦いでは、あの有名な超大手の武田信玄に対して、半分以下の戦力で挑んだのです。
結果はフルボッコです。

上の絵は、三方ヶ原の戦いの敗戦後に家康自身が自戒の念を込めて描かせたという説がある絵ですが、
そりゃこんな顔にもなると思います。
それから家康は、大手には真正面から向かわない。
「戦わずして勝つ」という意識を強くもったという話があります。
中小企業はこの「戦わずして勝つ」というのが非常に重要です。
たとえば、近所の雑貨屋が、突然に無印良品に勝つ!
といって10キロ先のイオンにある無印良品の隣に出店するために、
大金を借り入れようとしていたら、
おいおい大丈夫かと思いますよね。
でももし、特定のエリア、たとえば半径2キロのお客様に対して、
特定商品の販売数で無印良品に勝つと言い出したどうですか?
それなら、無印良品に勝てるんじゃないかとちょっと思いませんか?
これが重要で、大手と真正面から戦うのではなく、顧客、地域、商品を絞り、土俵を変えて戦うのです。
でも、そんな狭いところで勝ってもしょうがない。なんて思う方もいるでしょう。
果たしてそうでしょうか。
例えば、絞った範囲でNo.1になったとしたらその範囲を広げていけばいいのです。
狭い範囲の市場の年間の取引高が1億円だったとして、
その70%のシェアがあったら0.7億円の売上です。
この市場を半径2キロから半径5キロ、市全体、県全体と広げていくことができたらどうなると思いますか?
狭いところでも、No.1になった理由は必ずあります。
No.1になるには「選ばれる必要がある」のですから。
選ばれることは最大の強みになり、成功のスタートになります。
(どうやったら選ばれるようになるのか。これについてはまたいつかに。)
中小企業は戦わずして勝つために、顧客、地域、商品を絞ることが重要というお話でした。
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それではまた次回に。
経営にご武運を。